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研究概要

研究目的と意義

 本研究は,高大接続改革の残された課題にCOVID-19 の問題が加わった困難な状況に即応する実践的研究を目指す。大きく揺れ動いている現在のわが国の大学入試に関して当面の改革の方向性を見出すとともに,「受験生保護」を第一に考えた政策立案と個別大学の意思決定に資する実証的研究成果の継続的産出と発信を行うことを目的とする。

 個人の運命を左右するハイステークスな大学入試という分野に系統的な学術研究の光を当てることにより,学術的なエビデンスを基にした大学入試の技術的基盤の確立が期待される。COVID-19のかかわる諸問題も,新たに加わった境界条件の一つとして対応することにより,受験生,大学,高校の実情を踏まえた大学入試改革が可能となる。